ナイスガイ症候群 人生が思うようにならない理由
あらすじ/作品情報
日々他人の目を気にして自分を殺し、女性には主導権を奪われ、悶々と過ごしている自分とはサヨナラしよう。こんなに頑張っているのに、仕事も恋愛も思うようにいかない。こんなに人に尽くしているのに認めてもらえない。見返りがない。自分はこれ以上何をすれば思いどおりの人生になるのか……。そんなジレンマで苦しむ男たちには、ある共通する考え方がある。それは「自分が善い人間でありさえすれば必ず愛してもらえるはず、認めてもらえるはず」という子供のころに形成された思考パターンだ。この思考パターンは次のような傾向を伴う。・自分のことより他者を優先する・人の世話を焼く・けっしてノーと言わない・自分のミスや失敗は隠す・感情を表に出さず、いつも穏やかさを保つ本書はアメリカの心理療法士、ロバート・A・グラバー博士が、自らの満たされない人生体験を基に、このような心理状態を「ナイスガイ症候群」と名づけ、約20年にわたって研究した症候群克服のための手引書である。「ナイスガイの一体何が悪いのか?」という声が聞こえてくるかもしれない。しかし本書を読めば、その答えが手に取るように納得できるはずだ。ナイスガイ症候群が生まれる大きな要因は、「自分はダメ人間だ」「だから本当の自分は隠さなければいけない」という誤った思い込みだ。それはどのような背景でかたちづくられてきたのかが詳しく検証されている。そこに症候群克服のカギがある。本書で示されている克服へのステップは、すでに多くのナイスガイたちによって、次のような効果が実証されている。●不満やストレスから解放される●男として自信がついてくる●女性と親密な関係をつくれるようになる●自分の感情や熱い思いを表現できるようになる●充足感のある、エキサイティングなセックスライフを送れる●自分のポテンシャルを引き出して、創造的で生産的な人間になれる●ほかの男たちと実のある関係を築けるこの状態を放置すると仕事も結婚も、人生そのものが空回りし自分の思いとは違った方向にいってしまう。たった一度の人生を自分らしく豊かに生きるために、「ナイスガイ症候群」克服への第一歩を踏み出してほしい。