心に刺さる「物語」の力 ──ストーリーテリングでビジネスを変える
あらすじ/作品情報
誰もが身に付けられるストーリーテリング術人を説得する際にもっとも有効なのは、理論でも数字の積み重ねでもなく、共感を得られる物語(ストーリー)を語ることだと言われます。ストーリーテリングは、リーダーのコミュニケーション、組織のメンバーへの動機付けから、新規の顧客獲得まで、さまざまな場面で効果を発揮するからです。本書では、プロのストーリーテラーとして全米で講演を行うキンドラ・ホールが、ビジネス向けストーリーテリングの構造を分析し、最も効果的なストーリーの作り方とこれを際立たせ操るための聞かせ方を解説。さまざまな事例および独自のエピソードを使用して、ビジネスで最高のストーリーテリングとは何かが解き明かされます。本書の最大の特徴は、ストーリーを4種類に分けていること。この分類が、聞き手を魅了し商品・サービスを差別化するストーリー作りの出発点になります。○バリューストーリー ~ 提供する商品やサービスが必要であることを、顧客に納得させる○ファウンダーストーリー ~ 企業・団体に投資価値があることを、投資家に納得させる○パーパスストーリー ~ 従業員を奮い立たせ、彼ら自身を顧客にもする○カスタマーストーリー ~ 顧客の体験を、見込み客に伝えるすべてのビジネスパーソン、すべての組織は、効果的な4つのストーリーをすでにもっているはず。自分の内にあってまだ語っていないストーリーを見つけ、磨きをかけ、活用するために取るべき、具体的で実用的なステップを示すのが本書の狙いです。著者自身のスロベニアでの意外な体験談から始まるさまざまなエピソードも、楽しく読めて参考になるでしょう。ストーリーテリングのスキルを、あなたの最高のビジネスツールにしませんか。原題:STORIES THAT STICK: How Storytelling Can Captivate Customers, Influence Audiences, and Transform Your Business