消える鍵

作家名: 城谷歩
出版社: パンローリング
100ポイント
消える鍵
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あらすじ/作品情報

実体験に基づいた、あなたの身近にひそむ恐怖体験を新作描きおろしでコミック化。原作は、幼い頃から自身でも不思議な怪体験に遭遇し、全国各地から聞き集めた数百にも及ぶ実話怪談・奇談を持つ怪談師、城谷歩(しろたにわたる)。怪談師がライブ会場で生み出す迫真の語り、臨場感を、戦慄作画を得意とする漫画家陣の手によりトラウマ級にビジュアル化。背筋も凍る恐怖を味わいたいあなたにおくる、本当にあった怖い話をお楽しみください。札幌のとある高級マンションは幽霊スポットとして噂されていた。事情を知らずそのマンションに引っ越してきたある独身女性は入居して程なく不思議な出来事に遭遇する。お酒を飲んで帰宅したある晩。部屋の前まで見つからない鍵を取り出そうと、その場にしゃがみこんで鞄の中を探していると、突然目の前で玄関が音を立てて開いたのである。見知らぬ中年の男が隙間からこちらを見下ろし「お前じゃない」と呟いた。侵入者だと思い改めて部屋番号を確認するとそこは隣の部屋の前だった。ただの勘違いかと思っていたのだが、それがすべての始まりだった…。初出:オーディオブックCD 「実説 城谷怪談撰集 五」収録