なにわの風雲児 炎の証券マン

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あらすじ/作品情報

1930年代に生まれ、金融機関や上場会社の代表取締役等の要職経験した著者。戦後の復興からバブルに至る日本の経済界の“金の動き”を身近で見てきた著者だから綴ることができるリアルな描写に溢れる本作。伝記の形をとっていますが、日本社会はもとより、証券行政や証券政策など日本の経済復興における証券史を浮き彫りにしながらそこに巻き起こる生々しいやり取りは想像力を掻き立てます。歴史の鱗片に触れながらタイムスリップした気持ちで日本の金融近代史を楽しめる1冊です。■目次1:三つ子の魂2:空手から一転、アメフトに3:山源に就職、すぐに結婚4:親類縁者に、株は売らない5:松下幸之助を落とす6:関西の重鎮を次々落とす7:証券界は「丼勘定」8:25歳で「光世証券」起業9:ケネディ暗殺、証券不況に10:中元に「褌」贈る11:ニクソンショック時に会員権を取得12:「総合証券へ」異例の大抜擢13:ケネディショックで証券局ができた14:驚くべき速度で東京集中が始まった15:世界の「大証先物」16:先物取引のための「新構研」17:「NOといわなかった」東証理事長18:「破れ傘浪人」とサシの対決19:「株先50」で大証正会員広げる20:「もうあと7~8人自殺者がでないと」21:OB会長ポストに執着22:筋金入りの左翼嫌い23:無税で巨億の創業者利益24:曽遊の地で花見の宴25:棚上げになった「川奈合意」26:株先50→日経22527:外証の「売り崩し」28:尻尾に振り回される犬29:さらに広がる先物批判30:「蔵相は証券音痴だ」31:第一勧銀事件から証券不祥事に32:証券は相撲協会より遅れている33:人海戦術を天才に切り換えろ・・・・・54:大先輩、2人の薫陶55:新撰組の借用証56:理想主義者かつ偉大な現実主義者57:礼服12着と旅立つ■著者 みのごさく岐阜県出身、大蔵省(財務省)勤務ののち、大阪証券金融(日本証券金融)社長、日本万博記念協会理事長、日本電産役員、を経て、現在大阪信用金庫役員、神戸ゴマルゴ顧問、自然総研顧問、大阪電気通信大学客員教授などをつとめる。主な著作、「炎のバンカー」、「なにわの風雲児」、「アフリカ物語」、「帷(とばり)」、「日本のシンドラー 杉原千畝の半生~ナチスからユダヤ人を6000人救った男~」などがある。

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