進化における丸山眞男と夢と

作家名: 堀江秀治
出版社: 文芸社
900ポイント
進化における丸山眞男と夢と
関連タグ

あらすじ/作品情報

江戸時代「村」人は武士の保護下で野性を失い、その退化した歴史的古層は戦後もろに平和ボケとなって現れた。つまり「考える」能力のない白痴化であり、戦後の日本の現実である。そのことが分かっていたのが三島である。それに対して福沢をあれほど論じながら、さっぱり分かっていなかったのが丸山である。彼の歴史的古層は平和ボケのなかにあった。だから彼も思想家でいられたのである。

ページTOPへ戻る