修羅の花

作家名: 生島マリカ
出版社: 鉄人社
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修羅の花
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あらすじ/作品情報

昭和裏社会の知られざるリアル日本最大の広域暴力団の頂点に立った親分から、伝説の経済ヤクザまで実家は大阪の繁華街で宝石商を営んでいた。13歳でストリートチルドレンになった。最終学歴は小学校卒業。北新地や銀座でホステスになった。3度の癌と4度の離婚も経験した――。死ぬこと以外のすべてと闘いながら、それでも生きることをやめなかった著者が見てきた世界は、現代社会よりもっと男が男でいた時代。映画「マルサの女2」のモデルとなった事件の詳細から、山口組トップ、伝説の経済ヤクザの息子、伝説のホストらの逸話まで、戦後の日本を底から押し上げた激動の昭和を生きた男たちの知られざる姿がここに!文庫版オリジナル原稿として、組織から足を洗ったヤクザの、その後の生き様を書いた終章「空の味」を収録。■目次・はじめに・第1章 神戸の社長とその仲間・第2章 立ちんぼうのボス・第3章 マルサの事件・第4章 ボスの長男・第5章 歌舞伎町の鬼・終章 空の味・おわりに■著者 生島マリカ1971年2月に印中露韓のルーツを持つ裕福な両親のもと神戸で生まれ、多忙な両親に代わり住み込みの乳母に育てられた在日2世。13歳のとき、実母が他界した直後に父の再婚により継母から生家を追われるかたちでストリートチルドレンとなった。公園や工事現場で寝泊まりしつつ残飯で生き延びる。街で拾われた大人に巻き込まれ、映画「マルサの女2」のモデルとなった事件の当事者であり伊丹十三が自ら取材して作品を制作した。街で漂流しながらホステス、秘書、モデルの職に就く。モデル時代は荒木経惟に発見され自伝を書くよう強く勧められる。40歳から文章を書き始め50歳より歌い始めた。3度の癌と4度の離婚を経験する真言宗僧侶の顔もあり、一児の母でもある。

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