カムイの言霊: 物語が織り成すアイヌ文様
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あらすじ/作品情報
神(カムイ)と自然と人間(アイヌ)が混然一体となって織り成されたアイヌ文化は、様々な詩や物語などに編まれ、口承により受け継がれてきた。山本多助エカシによる意訳詩のほか、アイヌ・モシリの創世神話、ヒグマなどカムイが語る昔話も多数掲載。アイヌ口承文化の「聞き手」から「語り部」となったチカップ美恵子が贈る、「カムイの言霊」。【主な目次】はじめに――雷神の歌第一章 大地の鼻(岬)第二章 ウラリ・オマ・ナイ第三章 対極からのメッセージ第四章 時代を越える精神世界第五章 湿原は物いわぬ語り部(歴史の証人)第六章 素晴らしい太陽神の国土第七章 水の坐(ペ・ソ)を彩る川第八章 暮らしは大地の恵みから第九章 オヤコッはメルヘンの世界第十章 お告げはカムイの意思第十一章 美幌の寓話第十二章 マ・シュ、摩周岳と小島第十三章 マ・シュ・ト第十四章 数字の六は語り言葉のあや第十五章 サスイシリ・永遠第十六章 天災地変を語り継ぐ第十七章 羆神の情愛第十八章 アイヌ民族の死生観第十九章 美しきアイヌ・モシリ第二十章 カムイの言霊おわりに――地球は水の坐(ペ・ソ)ぬくもりの記憶 植村佳弘