海を渡り、そしてまた海を渡った

作家名: 河内美穂
出版社: 現代書館
1800ポイント
海を渡り、そしてまた海を渡った
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あらすじ/作品情報

1945年、中国北部、旧満州の山奥・興安嶺で拾われて育ったワンチュンリエン(王春連)、その娘のツァンホンメイ(蒼紅梅)、孫娘ヤンリュウ(楊柳)の三世代の物語。中国では「日本鬼子」と呼ばれ、文化大革命では徹底的な弾圧に晒されたワンチュンリエン。医師を志すも、社会からそれを許されなかったツァンホンメイ。日本に帰国後、壮絶ないじめにあった兄をもつヤンリュウ。女性が自らに語るように過酷な過去と向かい合い、三世代それぞれのアイデンティティの不安が錯綜する。〈中国残留孤児〉の血脈をリアルかつみずみずしく描く物語。【主な目次】王春連(ワンチュンリエン)蒼紅梅(ツァンホンメイ)楊柳(ヤンリュウ)ふたたび王春連(ワンチュンリエン)ふたたび蒼紅梅(ツァンホンメイ)ふたたび楊柳(ヤンリュウ)エピローグ

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