別れた相手とよりを戻すまでのこと
あらすじ/作品情報
■切ない大人の恋愛小説を探している人におすすめ■ ※作中にはストーリー上で欠かせない官能描写ならびにソフトなSM描写がございます。 ――離婚した二人の弁護士がバディを組んで関わったものは、複雑に絡まり合った愛を解くことだった 佳乃(かの)は弁護士。大学時代の同窓で事務所のボスである高崎からいつも仕事を押しつけられているせいで忙しい毎日を送っていた。ある日、いつものように無理矢理押しつけられた仕事は、六年前に別れた元夫・風間が関わっている案件。いやいやながらも別れた夫と再会し、かつて一緒に暮らしていた部屋で聞かされたのはSMのパートナー同士で交わす秘密保持契約で、まったく理解できないものだけにどうしたものかと頭を悩ませる。が、依頼人と彼を取り囲む女性たちと関わるうちに、二人の女性が抱える哀しみに佳乃は気づきはじめる。同時に契約結婚から始まった三年にわたる結婚を振り返るようになっていった。 契約結婚したものの訳あって別れた夫との突然の再会、理解しがたい複雑な男女関係。予期せぬ出来事に見舞われた主人公・佳乃(かの)の繊細な心の揺れ動きを丁寧に描いた「思いがけない再会」から始まる大人の純愛ラブストーリー。 【レビュー(WEB公開時】 ■想いの残ったままの元夫婦の葛藤が上手く描かれてるなあと思います。(40代・女性) ■意地っ張りな弁護士元夫婦がよりを戻すまでのアレコレ。ちょっとミステリーっぽい感じで、大人のじれじれが楽しめました!(30代・女性) ■この作者さんは復縁ものが得意なんでしょう。これは離婚した元夫婦の復縁もの二作目。 弁護士の元夫婦がSMの契約に関わるお話ですが、あいまあいまに挟まる主人公(元妻)の、結婚にまつわる過去が切ない。契約のほうも切ない事情がありますが、そこに猫ちゃんのエピソードが入ってバランスが良い作品だったと思います。(40代・女性)