個性を輝かせる子育て、つぶす子育て
あらすじ/作品情報
■良かれと思ってやっている、その声かけ、関係づくりが、子どもの個性・才能をつぶしているかも!?「子育て」のあり方が変わり始めています。AIの登場、偏差値教育の限界、ネット社会隆盛の今、求められるスキルの変化…などあらゆる要因で変わり始めているなかで、注目されている1つがわが子の「才能」や「個性」を輝かせる子育てです。ただ、わが子の「才能」や「個性」を輝かせるために、良かれと思ってやっている声かけや関係づくりが、輝かせるどころか、つぶしている可能性があると警鐘を鳴らすメンタルドクターがいます。そのメンタルドクターこそ本書の著者・辻秀一さんです。■人間の「才能」や「個性」は何かと比較したり、点数で競争するものではありません。ところが、多くの親子が他者との比較や競争で計るような声かけや関係づくりに陥り、結果、わが子の個性をつぶす結果になっているケースが多く散見されると言います。では、わが子の個性をつぶさず、輝かせるためには、親としてどのような意識をもって、わが子との関係を築き、声かけやコミュニケーションをとればいいのか?著者の専門である心理学をベースに、その具体的な思考法と実践法をわかりやすく解説したのが本書です。本書でお伝えしている「親としての姿勢」は、大谷翔平さんや藤井聡太さんのご両親の姿勢に共通するものがあります。わが子の個性や才能を輝かせるために、親がやるべきことは何か?どのような親子関係を築けばいいのか?ノウハウだけにとどまらず、日常の意識や接し方から変われる子育ての重要エッセンスが学べる1冊です。■各項目のラストには、親として意識しておきたい「キーワード」と個性を輝かせる「声かけサンプル」もついています。■本書の内容・はじめに・第1章 子どもは親の所有物ではない 「親の期待」という檻の中に、わが子を入れていないか? 子どもは、親と同じ人間であり、別人格である なぜ子どもにイライラしてしまうのか?など・第2章 子育てはマーケティングか? アートか? 子どもの個性は、アート作品だ! 私自身、どうやって育てられたのか? わが家の娘たちをどう育てたか? 超一流たちは、どうやって育ったのか?など・第3章 子育ての目的を考える なぜ子育てをするのか? 「目標」で子どもを育てていないか? 「子どもの権利条約」を忘れてはいけない あなたは、親にどう育てられたかった?など・第4章 親の声かけは、心がけの表れ 「心がけ」を見直さないと変わらない 「やり方」より「あり方」 個性をつぶさない、叱り方の極意など【コラム】SC軽井沢クラブの試み・第5章 子どもの自己存在感を育む 「自己肯定感」を上げようとしてはいけない 成功の向こうに子どもの自分らしさはないなど【コラム】DISPOの活動・第6章 お父さんは娘になぜ嫌われるのか? 理解に全力を注いでいるか? アドバイス親父は嫌われる 上質な親子関係とは?など・おわりに